お久しぶりです、なつめぐです。

去年の年末にセブ島のブログ書いたら6000近くのlikeをいただき驚きました。見てくださったみなさまありがとうございます。
 
そんな流れでこの度、新卒からずっと勤務していた面白法人カヤックを退職しました。
実は今回の「退職しましたブログ」をLIGさんのコーポレートサイトにて掲載していただく予定でしたが、あまりにも内容が個人的な内容なので勝手に自重して、個人ブログに掲載することにしました。

以下、LIGさんに掲載予定だった僕の退職ブログです。

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私事で恐縮ですが、新卒からずっと勤務していた面白法人カヤックを退職しました。
 
今までお世話になったみなさま本当にありがとうございました。
特に面白法人カヤックの社員の方々にはちゃんと連絡ができずに申し訳ございません。
退職する際に全く社内外に全く報告しなかったので、なぜかLIGさんのコーポレートサイトをお借りしてご報告させてください。

この記事が少しでもWebに関わる人や転職しようと考えている方のためになれば幸いです。

最初にお伝えしますが、長いです。削りに削っても長くなってしまいました。
興味なければすぐに☓またはホームボタンを押して消してください。
無理に読んでもらうような内容でもありません。

※以下の発言は個人的なもので、カヤックとは関係ありません。
またカヤックを貶めるような発言はいっさいしていないつもりです。もしあればそれは僕の文章力です。
ごめんなさい。問題ありましたらご連絡ください。カヤックのことは今でも大好きです。

■カヤックとの出会い
カヤックとの出会いは大学時代でした。いつものように友人と高田馬場で二郎を食べた帰りにブックオフに行った時のことです。何気なく購入した雑誌のWebデザインノートに変な会社が紹介されていました。

「サンクチュアリの作者が会社案内の表紙を書いているから、きっといい会社だよ。」と友人に言われたことを今でも覚えています。それがカヤックとの出会いでした。

■入社1年目
最初にお伝えさせていただくと、僕は本当にダメ社員です。

プロモーションやブランディングなどを担当するために最初は広報としての配属でした。
カヤックの広報部は新卒で募集していない部署なので、新卒として稀有な広報担当でした。

ほとんどの企業の場合、新卒で入社してすぐは多くの場合は上司のアシスタント的なポジションになります。僕の場合、これが驚くほど苦手でした。

上司が考えた企画のためにリサーチや資料作成を任されても「いやもっとこっちの方がおもしろいだろ。」と勝手に自分で企画を考えて、上司の意向は完璧に無視して違うことをやってしまう。

「あの資料できた?」と聞かれても「あ、ごめんなさいやってません。」を繰り返す。何度も怒られました。そして怒られながら依頼された資料を嫌々やっても、精度の低いものしかできずに、また怒られる。
仕事をふってもちゃんとやらないので、上司が仕事をふらなくなる。すると当然暇になる。

今考えれば、本当にあのような状態では、ぶん殴られても不思議ではありません。

■解雇通告

「君は仕事というものがそもそも向いていない。地元に帰ってアルバイトでもしてた方が向いてるからさっさと辞めた方がいい。」
入社して2ヶ月後の試用期間終了と同時に解雇宣告を受けました。当たり前です。言われた仕事を全くやっていなかったので。
いや自分ではやってるつもりでしたが、上司に頼まれたことは何もできていませんでした。

成果は全くでていなかったにも関わらず、面白いことを実行できる根拠のない自信だけは持っていました。なので「あと2ヶ月待って下さい。2ヶ月後には成果をだします!」と言って解雇の危機をどうにか回避しました。

しかし2ヶ月後、再び解雇通知宣告を受けました。

解雇通知の時に、やなさんにこう言われました。
「君がいてもいなくてもどっちでもいい。会社からすると君の給料ぐらいどうってことない。君がいなくてもカヤックは十分面白い。これからもそうだよ。」

一瞬頭の中が真っ白になりました。正直、ものすごくショックでした。「どっちでもいい」って一体どういうことなんだろう。ブルーハーツがたしかそんな曲を歌っていた気がします。ヒロトにお願いすれば、やなさんに蹴りをいれてくれるのでしょうか。

本当にいま思えばなんで入社させてもらえたのか不思議なぐらい、仕事のできないダメ社員でした。

当時、試用期間を延長し続けていた正社員でもないアルバイト以下の存在だったので、自分の給料はすずめの涙で税金やらなんやらを引くとほとんどありませんでした。

大学時代の友人たちや会社の同期がボーナスでiPad買っただの、飲みにいくだの言っている中、ぼくは毎日パスタとカップラーメンをひたすら食べていました。カードのリボ払いでカップラーメンを買ったのはこの時が最初で最後です。

初任給で両親に回らない寿司をごちそうしようと勝手に思っていたけど、給料が数万円しかなかったので、諦めて1年目の終わりまで貯金し続けてそこで自転車好きな母のためにちょっといい自転車をプレゼントしました。

今だから言えるけど、どうしても都内で展覧会などに行きたかったし、地方から友人が上京してきた時にごはんぐらい行きたかったので、Webでアルバイトしてお金を工面していました。

仕事が終わった深夜、家に帰ってからバイトをして明け方に寝る。
会社に寝坊するのが嫌でギリギリまで寝ていたいので服を着て寝てる。そんな日々が続きました。奨学金の返済が滞って、催促業者から実家に連絡がいったのはこの頃です。

当時の僕は正直いうとカヤックなんて大嫌いでした。

■3度目の解雇宣告

そんなある日、3度目の解雇宣告がありました。
「ちょっと待ってください。もうちょっとすると面白いことできるので!」と言い続けて半年間。アウトプットはゼロ。できるようになったことと言えば、忙しいふりと近所の東急ストアの惣菜半額セールの時間を把握できるようになったぐらい。

解雇宣告される直前に、やなさんが「採用で面白い会社っていうブランドをつくりたい」という話をしているのを小耳に挟んだことを思い出しました。そこで最終解雇宣告の前に人事部への異動願いをだしました。背水の陣、これでダメならもう諦めて辞めよう。そう考えていました。

人事に行きたかった理由は他にもあります。僕の面接をしてくれた人事部の部長の元で働いてみたかったんです。人事部長は当時何をやってもダメな僕の話をいつも誠実に聞いてくれる。「仕事できるようになってから意見言え」とか言わずに。そんな部長といつか一緒に仕事がしてみたいとずっと思ってました。

■人事部に配属された話
配属先の人事部の上司は、現状の課題や目的のみ共有してもらい、後は勝手にしてくれというスタンスでした。毎日なにしてようが特に何も言われませんでした。その時に企画からディレクションまで一貫して担当させていただいた採用企画が卒制採用です。

これはカヤックに入って初めての自分の企画でした。

その当時、美大、芸大界隈に影響力をもっていた友人2人にブログなど拡散のお願いしました。友人に依頼するのは気が引けましたが、ここまでくるとなりふり構っていられませんでした。2人ともありがたいことにブログに書いていただけました。

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そこからたくさんの流入がありました。本当に嬉しかったので実名でお礼させてください。なつみしおたん本当にありがとうございました。
※ブログのリンクを貼ると怒られそうなのでキャプチャのみ

この採用企画はテレビや新聞などのメディアにもとりあげられ、社内の評判も上々でした。卒制採用に関してエゴサーチをしていたときに、ポジティブな反応ばかりで感動して一人でPCを見ながら泣いていました。初めて自分が認められた気がしました。

やっと歯車が回り始めました。
入社して9ヶ月後のことです。

※ちなみに数年の時を経てチームラボさんでも卒制採用を実施されています。
チームラボさんは最高に面白い会社なので、興味のある学生さんはこちらもぜひ。

■2年目以降
人事部で自分の上司はふたりいました。この2人には大変お世話になりました。僕が自由に楽しく働けたのは全部このふたりのお陰です。ふたりがいなかったらここまで楽しく働くことはできませんでした。
何よりカヤックに留まることはできませんでした。この場を借りてお二人には感謝します。本当にありがとうございました。お二人のマネジメント方法は本当に働きやすくダメな自分でも面白く働くことができました。

「社長の本が読んでる本を読め。可能なら参照に使われている本も読め。」
これは僕がお世話になった広報のひねくれおじさんの言葉です。
 
当時お金はありませんでした。社長がどのような本を読んでいるのかは社長室をチラ見すれば把握できましたが僕には購入する資金が全くありません。

なので勝手に読むことにしました。

やなさんは諸々整理のために、読み終わった本を総務の方に渡します。
これが翌日には整理されてしまうのでチャンスは1日。

まず総務の方の机に本が置かれた日はオフィスの最後の一人になるまで残ります。
そしてみんなが帰ったら急いで総務の方の机から本を勝手に拝借して読みます。
朝には誰か出社してしまうので、潤沢に時間があるわけではありません。

ありがたいことに、やなさんは本の気になったページを折り、気に入った箇所にはペンで線が引いてあります。なのでそこを見るとその本の中で社長がどこが気になったのかわかります。これをEvernoteにメモしながら本を最後まで読み切る。

これを社員が全員帰ってから、朝、誰かが出社するまでの間に完了させます。

これで代表の考え、ひいてはカヤックの考えが理解できるかも。するとやらされ仕事ではなく自分の仕事として考えられるようになるのでは。そんな思いから勝手に本を読んでました。

自分は本当にダメな人間なので、自分が楽しいと思えることじゃないとやりたくないんです。

2年目以降はそんなことばかりやっていました。

やっとスタートラインに立てた僕はその後比較的楽しく働くことができ、ろくろを回して新聞の1面に掲載されたり広告賞受賞したり、社内のアワードもらったり毎日楽しく働くことが出来ました。


■次はどこの会社にいくのか
タイトルにも記載した通りリクルートに転職しました。昨年末より勤務してます。
 
リクルートは分社化していろいろありますが、僕が在籍しているのはリクルートホールディングスという本体機能を持った場所です。東京駅直結サウスタワーの40階にて働いているのでお近くに来られる際はランチでもいきましょう。

■なぜカヤックを辞めたのか
正直なんとなくです。明確な理由はありません。あるとすれば僕の力不足です。カヤックが僕に求めているアウトプットをだせていませんでしたし、これからもだせるようになるかどうかはわかりませんでした。そこそこ楽しくそこそこやっていくことはできますが、もっと楽しいことをできる人間になりたくなりました。僕がカヤックでこのままやっていくには、僕自身がしょぼすぎました。

■やめた報告をやなさんにした話
進路先が確定した時に、真っ先にお世話になった、社長のやなさんに報告にいきました。
そこでやなさんに、こんな事を言われました。

「なつめぐがいなくなってカヤックはちょっと変わった。
1つはバズらせる力。
これからカヤック人事部はバズらせることができなくなってくるからそこは考えないといけない。

2つめはワクワク
「普通の仕事は全くできないけど、いつか何かやってくれるんじゃないか。
9回裏で負けててももしかしたらサヨナラホームラン打つんじゃないか。」そんなワクワクがゼロではないけど少なくなった。
 
3つめは寂しい。
社長は孤高で自分の判断が正しいのか正直わかんない時もある。でもどんな時でもなつめぐは「それ面白いですね!やりましょう!」って近くでいって進めてくれる。あれはすごく嬉しかった。なつめぐがいなくなって、面白法人カヤックからこの3つがなくなった。」

この話を聞いていた時、すごくすごくうれしくて泣きそうでした。
「会社にとってどうでもいい存在。」と言われていた僕が、3年間でちょっとは足跡を残すことができましたのではと実感することができました。

その昔「どうでもいい」と言われた存在は「ワクワクさせる存在」にちょっとだけなれました。

すどけんさん曰く入社3年で仕事人生が決まるそうですが、ぼくは良い環境で過ごすことができました。
 

■リクルートについて
現在リクルートホールディングスで勤務していますが、部署の人達や、上司の人も素敵な人ばかりでさっそく毎日楽しく働いています。ここまで書いておいて手のひら返して申し訳ないんですが、カヤック以上に楽しいです。

業務としてはWeb×リクルートで何か面白いことを考える仕事です。入社後は、プログラミングコンテストの賞金が素数にしたりマサチューセッツ工科大学やPARTYさんとなんやかんやしたりしてます。数年後に「リクルートのあれがきっかけとなって今の僕があります」って言われるぐらいの「あれ」を創っていきたいです。

ちなみに個人的にPARTYさんが大好きだったので、川村さんとお会いできた時はおしっこ漏らすかと思いました。(知らない方にお知らせすると僕は頻尿です。)

相変わらず、言われたことをしっかり、きっちりやる力がしょぼいので、毎日できなくて悲しい思いをしていますが、リクルートのマネジメントにうまくのっかってもっともっと面白いことができるように、せっかく入社したので「夏目が入社してリクルートがなんか変わった」と言われるようにがんばります。 

そういえば転職するにあたってKindleに入ってる入社1年目の教科書という本を読み返してみました。そこに「同僚とランチにいくな。上の人と可能であれば社長をランチに誘え。」的なことが書いてあります。

なので素直に社長の峰岸さんをランチに誘いました。その日は無理だったのですがいろんな人がいろいろと手配してくださり、実際にランチにいくことができました。1兆円売り上げている会社の代表とランチにいける機会などそう滅多にありません。入社したこのタイミングで社長と話ができたことは、今後の自分にとって大きな糧となりました。いろいろと動いてくださった各位本当にありがとうございました。
 
ライフネットの岩瀬さんありがとうございました。おかげでぼくは峰岸さんとごはんにいくことができました。でもそれだけじゃ意味ないのでこっからなんかやります。
 
■なぜリクルートなのか

こんな感じのツイートをして、気付いたら入社してました。
嘘です。

そういえば2012年の12月1日のリクナビが公開されるタイミングでリクガメを検索できるナビサイト「すごいリクナビ」を作ったらリクルートさんに怒られました。あの時はごめんなさい。

あと、「リクナビNEXT」の頭文字を変えて検索するとTumblrの特設サイトにいけるプロモーション企画がありました。


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アクナビNEXT
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イクナビNEXT
27


なんとなく50音全部のサイトをすべて確認していたら、たまたまリクナビNEXT.Tumblrが唯一空いていたのでこんなサイトにしておきました。

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すみません話が逸れました。
 入社を決めた理由として僕の友人が書いた有名な退職ブログにこんな一行があります。

改めてですが、今は「生き方」が生まれ変わる時代だと感じています。

文脈はリンク先をみてもらえば一番早いと思いますが、僕もこれを強く感じています。ここを面白く創っていける一番面白そうな場所が僕にとってはリクルートホールディングスの人事でした。

今まではWebでバズらせる仕事がメインでした。
今後はネットの一部の人だけが楽しんでる世界のもうちょっと先へ行きたいです。
 
ここにきて転職理由が支離滅裂になってしまったので、もう少しわかりやすく説明させてください。

例えば自分が目指すべき「島」があるとします。
そこに向かって小さな船をつかって自らの力で漕いでいこうと考えました。
 
その船は前方に足を投げ出す形のアリューシャン諸島のエスキモーが海で使用していた小型の船で、
荒波にもまれても沈まない作りになっています。名前を「カヤック」と言います。カヌーではありません。違いはわかりません。

その船で島を目指していたのですが、ふと鳥瞰してみると近くの港から陸続きになっていたことがわかりました。このまま船にのって進んでいくのも楽しい。しかしより早く到着するためには海のルートでは時間がかかりそう。陸続きになっている。

「そうだ。海ルートではなく陸ルートでいこう。」

だから僕はリクルートに転職しました。

こんな感じです。
何をしてもだいたい楽しいので、自分が今現在で面白い風が吹いていると感じる方向の風上にゆるりと近付いていけたらいいとおもっています。

とはいえ風に身を任せっきりのルートではなく、陸ルートで行くことにしたので、浮足立たないようにこれからは一歩一歩しっかり地面を踏みしめて面白い未来に向かって歩んでいきたいと思います。

ちょっと最近、寄り道して無駄な時間を過ごしている感覚がありました。
早くしないと死んじゃうのでウダウダと無駄な時間を過ごしている暇はありません。

ちなみに

学生の方、就活生の方はリクルートの新卒採用がオススメです。もう選考締め切ってますが
お願いすればどうにかなるかもしれません。※なりません

こんな退職ブログを掲載してくれるような懐の広いLIGさんは、
一緒に世の中をわくわくさせる人を募集しています。
※夏目が自重したため掲載していません。よければ感想書いてください。

前職のカヤックも面白い人を絶賛募集しています。面白いことやりたい方はぜひ。
※そこに僕はいません。

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【広告枠】
ここに御社の採用ページリンク貼ります。
興味のある方は @natsumeg_k まで。
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今後もひとつ、どうぞよろしくお願いします。

やなさんとの写真
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