いやー夏ですね。毎日暑い中いかがお過ごしでしょうか。8月生まれ夏が好きな、なつめぐです。
ちょっと前になるんですが会社とは全く関係ないところで個人的にサービスつくりました。
それがちょっと困ったことになりまして。

つくったサービスというのはこちら
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みんなで応援!日本初のクラウドツイーティングサービス 
「GHORUS」| https://ghorus.com

今までいくつかサービスやキャンペーンやってきましたが、
朝おきてTwitterのメンションとAnalyticsをみた時に「あ、このサービスやばいかも」って感じたのは初めてでした。それぐらい嬉しい多くの嬉しい反響がありました。ローンチ後すぐにGIGAZINEさんに掲載していただきました。
 
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そっからというもの怒涛の日々で、数日後に代理店さんからプロモーションで利用したいとの連絡があり、続いていくつかのVCさんや企業さんから出資や買収の話などなどなどなど。

関係ないけど代理店の方やVCの方ってこういうのどうやって見つけるんでしょうか。
情報収集能力すごいです。

代理店さんからのプロモーション企画は、普通にやれば毎月けっこうな額が入ってくるようなものでしたが、サービスの初期にお金が関わってしまうと自由に面白いことができなくなりそうで、あとソーシャルネットワークでザッカーバーグが「広告はクールじゃない」って言ってたので丁重にお断りさせていただきました。(正直いまでも心は揺らいでいます。)

つくった経緯としては、もともと友人とネット選挙解禁運動のOneVoiceって企画を進めてまして、実際に解禁できました。でもこれはいろんな人がいろいろやった結果なので、間違っても「おれが解禁させた」とはいえません。特にぼくはまじで何もやってません。

その後、インターネット選挙運動解禁後の最初の選挙である参院選で投票率を向上させるためにFIRST STEPというキャンペーンを実施しました。そこで一斉投稿という仕組みを初めて使いました。
 
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このキャンペーンはローソンさんやLINEさんなどなど、いろんなところから支援をもらえました。
特にローソンさんは日本全国のレジにロゴを入れさせてくれたり、ぼくが作った原稿を店内で放送されて実際に日本中の店舗で「FIRST STEPにみんな登録〜♪」とか放送されました。

その時の仕組みが大変おもしろかったので誰でも利用できるようにしたのが
今回のGHORUSです。

去年の今頃に制作していたのですが98%ぐらいつくったところで僕がクビになりかけたり転職したりしてバタバタしてたので放置していました。それを今回友人が「ださない理由がない」とあと押ししてくれてこの度ローンチとなりました。

制作メンバーは5人いて、いま最高にノリにノッている天才エンジニアと、
政治関連でなんやかんややってる利用規約つくれる大学院生と、イケメンマークアップエンジニア(正体バレると怒られるらしい)と、DTPしかやったことなかったのに、いきなりやったWebでWebっぽいいい感じのデザイン速攻つくれるデザイナーとぼくです。仕事が終わった深夜や、休日にちょこちょことやってました。誰がいなくてもできませんでした。メンバーみんな大好きです。

オライリーのカモだかアヒルだかが表紙になってる本を読みながら全体の設計してた時に、「日本人は海外のサイト好きだから海外っぽくしたい」とか意味わかんないことを言って大事なaboutのテキストを意味わかんないことにしたのはぼくです。みんなごめんなさい。

映像は大学時代からの友人につくってもらいました。ぼくのしょぼい絵コンテ、字コンテを速攻で実現させてくれました。本当に感謝。

GHORUSという名前の由来は合唱の意味のコーラスからきています。コーラスとは英語で合唱(がっしょう)は、複数の人が複数の声部に分かれて各々のパートを複数で歌う音楽の演奏形態らしいです。よくわかってないけど。

昔ラジオで(たぶんtokyo fmのAVANTI)ZOZOTOWNの代表が「濁音がある会社は伸びる」とおっしゃっていて、たしかにぼく自身も濁音がついてるサービス名が口に出した時に気持ち良いので好きです。(グーグルとかグノシーとかゾゾタウンとか)なのでコーラスに濁音をつけたりつけなかったりいろいろしてGHORUSとなりました。

ロゴはシンプルでもちゃんと計算されているものにしたかったので、フィボナッチ数、対数螺旋などをいろいろ参考にしています。(本当になっているかは置いといて参考です)このカエルの口が開いているのか、閉じているのかは秘密です。

そのサイトを作った意図に戻りますが、ぼくは前職の時にいろいろとバズらせる担当でした。

SNS上でバズらせる企画をつくるのは、外さないやり方となんとなくの感覚値があり、それに則れば最低限ある程度できるんですが、もう企画が決まってローンチしている状態で「なんかバズらせてよ」と言われることが多く、全然おもしろくない企画をバズらせてって言われても無理なものは無理です。それを無理やりバズらせようとしたことがありましたが全然本質じゃないです。

そんな本質じゃないものもがんばればある程度話題になるのですが、数が集中すると1つ1つでがんばれなくなってしまうので、結果いいものでもあまり話題にならなかったりました。本当に良いものが広がらないのはもったいないので、だれでもできるバズのプラットフォームがほしくてつくりました。

これがあれば「金はないけどバズらせといて」みたいな振りに対して対応できるかもしれません。全国で「なんかバズらせて」って言われて困ってる広報の方々、使ってみてください。

他にも自分の友人のアーティストで展覧会などを開催する際に、本当に良い作品をつくっているにも関わらず、ソーシャルでの広め方がわからなかったり、フォロワー数が少ないために多くの人に届かなかったりします。

例えば友人のハラケンはとてもおもしろいこと考えてるのにITは苦手です。もっと多くの人に届けばもっと面白いことができるかもしれません。

例えばこのバングラデシュのプロジェクトは、フォロワー数10万人の家入さんが応援したことにより、
いっきにリーチ数が増えて面白いことになりました。これとかよくわかんないけどなぜか女子高生たちが、めっちゃいっぱいつかってくれています。

個人的にTwitterのフォロワー数ってお金に変わる価値な気がしてます。フォロワー数が多いと権力があっていろいろなことができる。少ないとつぶやいても何にも起きない。まあしょうがないと言えばそれまでなんですが、クラウドファンディングってお金がない人でも、企画が良ければいろんな人が支援してもらって、実現できます。それって最高です。

そんな感じでフォロワー少なくても、企画を広めることができればいいなーって思ってます。

とはいえどんなものでも広まればいいとは限らず、ダメダメな企画が広まっても邪魔なだけです。そのために目標達成人数を置いたので、多くの人が「良い」と判断した企画じゃないと広まりません。捨てアカつくってもフォローされてなければ意味ないですし。


そういえばこのサイト1つだけ忘れちゃいけない重要なポイントがあります。

それはユーザーが増えて広まれば広まるほど、ツイートされればされるほど、サーバー費としてぼくのお金がなくなるビジネスモデルになっている点です。マネタイズ一切してません。先月はちょっとだけクレジットカードが止まりました。マネタイズできるスキルは全くないので誰か助けてください。

今後これをどうするのかは全く決めていません。
でもこのサービスはとても未来を感じて楽しみです。

もっと多くの人に使ってもらって、フォロワー数やSNSでの影響力が少ない人でも本当に良いものであれば、広まって実現できる世界をつくることができればと思います。

興味あればみなさんつかってくださいね。

※気になることあればリプライください。
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